08.19.2022 | カテゴリー, Tax
個人税務申告書 (Form 1040) の修正を必要とする納税者の方々に向けて、ここに幾つか参考となる情報をご紹介致します。還付金の請求等で修正申告をする場合、通常、元の申告書の提出日、或いは当初の提出期限の遅い方から3年以内が修正期間となります。複数年に亘って修正申告をする場合は、各年毎に個人税務修正申告書 (Form 1040-X) を別途作成する必要があります。また、当初提出されたForm 1040で還付金の請求がある場合は、その還付金を受領するまでは修正申告書の提出を保留する必要があります。
2019年、2020年、又は2021年に電子申告されたForm 1040の修正において、納税者はForm 1040-Xを電子申告できるようになりました。但し、元の申告書が紙で提出されていた場合は、Form 1040-Xも紙での郵送が必要となります。また、2018年以前の修正申告書についても、従来通り、紙による提出が必要となります。
6月11日の時点で税務当局が未処理のまま抱えるForm 1040-Xの件数は210万件にも上ったことが報告されていますが、この状況において、修正申告者が相当の不都合を余儀なくされていることは明らかです。Internal Revenue Service (内国歳入庁, 以下 “IRS”) は修正申告書の通常の処理に最長で16週間を要するとされていますが、今では電子申告による場合で20週間以上、修正申告書を紙で提出する場合では、それを更に上回る週数を要するものと見られています。納税者はIRS のウェブサイト ”Where’s My Amended Return?” で自身の社会保障番号、生年月日、郵便番号を入力することにより、提出されたForm 1040-Xの手続き状況を確認することができます。
[関連リンク]